私は離島のスーパーで正社員をしています。4年前にひょんなことから、なんの縁もゆかりもない四国の離島に関東から移住し、その時からずっとスーパーで働いています。 スーパーの正社員と言っても、人手不足もあり店頭に立つことがメインの仕事で、お客様との交流も多いのですが、皆んなが顔見知りの世界にあるスーパーは、都会のスーパーとは雰囲気が違い、ほっこりと心温まることも多いです。 カート同士がぶつかった時に、「免許が必要やなぁ」や「免許持ってないんよ」という一言を添えられただけで笑顔になれるし、店員の私たちのことも気にかけてくださり、アットホームな雰囲気が広がっています。 超高齢化社会の離島で働くことは学びも多く、視点も広がります。お年寄りの目線に立ち、視線の低い位置に売りたいものを置くことや、高い場所の商品は一段以上積まないことなど気づきも多いです。 4年も働くと売れ筋商品がおおよそどのジャンルも分かるのですが、流行りのものより昔ながらの昔からある商品のほうがお菓子でもお豆腐でも売れるし、着目する視点も変わり楽しい仕事です。