私の会社は色々なメーカーから商品を仕入れて販売をしています。 取り扱いメーカーは沢山あるのですが、たまに近くに寄ったからという理由でメーカーの営業が会社に来店されます。 特にアポがない事も結構あり、私はそのような時に対応するのも仕事の一つです。 ある日いつものようにメーカーさんがアポなしでいらっしゃったので対応しました。初めて聞くメーカーでしたが、新商品の案内という事で話を聞く事にしました。 とても熱心な営業で、自社の商品を熱く語りました。しかしその商品自体は当社で取り扱ってもあまり売れないのではないかという商品。 あまりにも熱心なので30分程度なのですがお話を聞きました。 最後まで聞いてもどうも当社では販路がないと思ったので、「すいません、うちではなかなか売れないと思うのですが」と言うと、その営業は過去の導入事例を説明してくれました。 そこで気付いたのです。営業する企業を間違えている事に。完全に業種違いの会社に飛び込んでしまったのだと。たしかに当社は会社名からはなんの会社がわかりにくく、事務所を見渡しても何をしている企業なのはか分かる人は少ないと思います。 こちらも申し訳なくなってしまい「うちはそのような商品を取り扱ってないのですが」と言うと驚いた様子で鞄から資料を取り出して見ています。 実は、その営業は飛び込む会社を間違えていたのです、事前に地図で対象となりそうな企業をチェックしていたようなのですが、目当ての会社は二軒隣。 何故かお互い笑ってしまいました。どうりで会話がかみ合わないtと思いました。30分くらいお互いが同じ業種だと思って真剣に話していたのですから。真剣に取り組んだ結果出る些細なミスは起こる気にはなれないものだと実感しました。